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今回は、5月16日のカンブリア宮殿に出演される 「村上 清貴」さんについて お話していきたいと思います! の順でお話していきますね! スポンサーリンク 村上さんは、広島大学を卒業後、 1983年に「リクルート」に入社をしました。 リクルート社では、法人営業担当をされた後、 1988年に「リクルート映像」に異動して、 営業課長やマーケティング企画課長などを 経験されました。 その後、1993年に「村上農園」に入社して、 2007年には、社長に就任しました。 村上農園は現在、売上高100億円を目指す 農業ベンチャー企業の「勝ち組」と言われる 企業です。 ですが、現在の日本は 少子高齢化と同時に、 人口減少が進んでいて、 今後の大幅な市場拡大を 見込めないばかりか、縮小傾向にあります。 この様に厳しい環境の中で、 いかに成功をしてきたのでしょうか? みなさんは、1996年の7月13日に起きた、 集団食中毒感染をご存知でしょうか。 のちに「O-157騒動」と呼ばれて、 日本全国を揺るがすほどの 被害が出たこの騒動なのですが、 事態が大きく変化したのは、 大阪府堺市で、児童255人が食中毒症状を訴えて、 翌日の14日には患者数が2000人を超えて、 最終的な累計患者数は9523人にまでのぼり、 入院患者は790人を超えました。 当時はまだ、現代のように 食中毒に関する知識や情報が 世間一般に知れ渡っていなかったために、 これだけの被害を生んでしまったのかも 知れませんね…。 この集団食中毒において、 当初から感染源が「給食」なのでは ないかと思われたことで、 厚生省(現・厚生労働省)は、 文部省(現・文部科学省)などと連携して、 調査をしたそうです。 そこで、疑われたのが 「かいわれ大根」でした。 生産業者にとっては、まさに 「青天の霹靂」と言える出来事でした。 実際には、植物の細胞は「細胞壁」という 丈夫で厚い壁と、「細胞膜」と呼ばれる、 柔軟な膜の壁によって守られていて、 この2つの壁の隙間を通れるのは、 「水」と「無機養分」のように 小さな分子だけで、 隙間の200倍も大きい「大腸菌」が、 植物の体内に入り込むということは、 まず、ありえない話なのですが、 このような「専門的な話」を 一般の消費者の人が知っている ということは珍しく、 みるみるうちに、出荷量は前年比の 30%にまで落ち込んでしまいました。 その後、冬の季節を迎えて 食中毒騒動が収まるにつれて、 市場も落ち着きを取り戻してきました。 ですが、翌年の1997年に、 神奈川県横浜市と愛知県蒲郡市で、 冷蔵庫に残っていた、調理済みのかいわれ大根から、 O-157による食中毒が発生してしまいます。 生産地では未検出だったそうですが、 この事で再び、 マスコミで大々的に取り上げられて、 消費者の「かいわれ大根離れ」は決定的と なってしまい、出荷量は18%にまで 落ち込んでしまいました。 この時、会社の将来に不安を感じた若手社員は、 次々に辞めていってしまい、 村上農園はついに 倒産の危機に陥ってしまいました。 ですが、村上さんはこんな時でも 諦めることはありませんでした! 当時、常務であった村上さんが 村上農園の再建の陣頭指揮を とっていきました! そんな、会社の存亡の危機を救ったのは、 新商品である「豆苗」でした! 実はこの豆苗は、1994年から 試験栽培を始めていたのですが、 本格的に生産するために必要なスペースが 農場内にはなかったことと、 かいわれ大根が売れていた時期には 「新しい商品を出さなくては!」 という、危機感自体もなく、 本格的に生産をされていませんでした。 ですが、消費者の「かいわれ大根離れ」 が進んだことで、もともとは かいわれ大根を生産していたスペースが空いて、 本格的に豆苗を生産することが出来るように なったのです! その後、次々と新商品を出していった 村上農園ですが、この事は村上農園にとって、 ひとつの転機だったことに 違いないでしょう。 そして豆苗は、かいわれ大根とは違って、 加熱調理してから食べる野菜であったことで、 サラダなどで生で食べる かいわれ大根とは違って、 アピールしやすかった。 ということもあったようです。 「災い転じて福となす」とは、 まさにこのことですよね! そして、さらに大きな転機が訪れます! 1997年に、米国ジョンズ・ホプキンス大学の 教授である、ポール・タラレー博士が、 ブロッコリーのスプラウト(新芽)に 高濃度に含まれる「スルフォラファン」 という物質に、 「腫瘍の形成を抑制する効果がある」 と学会で発表したのです。 この事は、三大ネットワークやCNNなどで 頻繁に取り上げられて、スプラウトブームが 巻き起こりました! これをきっかけに、発芽野菜が 「身体に良さそうな野菜」から 「明確な目的のために摂取する野菜」 へと変化を遂げたのです! この時はちょうど、テレビや様々なメディアで 「健康」について取り上げられ始めた頃で、 まさに、絶好のタイミングだったのです! こうして、スプラウトは多くのメディアに 取り上げられるようになって、 生産が追いつかなくなるほど、 飛ぶように売れていったのです! このおかげで、村上農園は 倒産の危機から一転、 年商100億円にまで成長したのです! まさに、村上さんの「先見の眼」の 賜物ですね! スポンサーリンク 発芽野菜に大きな変化を起こした 「ブロッコリースプラウト」。 現在では、さらに進化を遂げています! その名も 「ブロッコリースーパースプラウト」! これが、最新の植物工場を新設して、 商品化の準備を進められた新商品です! 消費者の健康志向が高まっていき、 野菜を「機能性で選ぶ」という 新しい考え方が広まっていき、 ブロッコリースーパースプラウトは 一躍、大ヒット商品となりました! さらに、2004年には 広島大学との共同研究により、 本来植物には含まれない「ビタミンB12」を 豊富に含む「マルチビタミンB12かいわれ」を 開発して、発売を開始しました。 この「マルチビタミンB12かいわれ」は 今では、ブロッコリースーパースプラウトに次いで、 村上農園の代表商品となっています! そして、2007年には ブロッコリースーパースプラウトの ミニカップの発売を開始しました。 こちらの商品は、内容量が20gと 少なめで使い切りやすく、 単身世帯の方でも手に取りやすく、 コンビニなどでも、販売されるようになり、 消費者の枠をどんどん広げていっています! さらに、高成分野菜のスプラウトは、 シリーズ化されていて、 ブロッコリースプラウト以外にも などの種類が取り扱われていて、 「天然のサプリメント」 とまで呼ばれています! スプラウトシリーズは、 それぞれ、味や香りにも個性があって、 見た目も美しく、 料理のアクセントにぴったりです! 身体に良いだけではなく、 お料理の幅も広げてくれそうですね! こちらも是非ご覧ください! 最後に、 集団食中毒の影響で、一時は出荷量が 前年の18%にまで激減してしまった、 村上農園ですが、「豆苗」をブレイクさせ、 さらに、スプラウトで野菜を 「機能で選ぶ」という新しい提案で 廃業の危機から一転、 現在では 「スプラウトのトップ企業」 とまで呼ばれています! これも、村上さんの諦めない姿勢と 「新しいことにチャレンジする」という 勇気の賜物ですね! 今後も、村上農園のさらなる進化に 期待したいですね! 最後まで読んで頂いて、 ありがとうございました! スポンサーリンク
村上清貴(村上農園)の経歴は?
発芽野菜やスプラウト市場を調査!
まとめ